人を通じた
癒しの空間PINOCKY
SPAZIO
2021-2022 |MINAMIIWAKUNI,OTAKE,HOFU,UBE,YAMAGUCHI,HAMADA…etc|AMUSEMENT
お客様の声Client interview
株式会社プロバックス 営業部部長 重松 貴裕
アンツデザインさんとは、ピノッキースパティオ1号店(南岩国店)からのお付き合いです。出店に伴い、それまで弊社が展開してきたゲームセンターのリブランドを背景にコンペの参加にお声がけしたのがきっかけです。我々は他のアミューズメント店との差別化を図り「プローバグループらしさ」をお店として表現したかったことに対し、デザイン以外に、弊社や理念のことを深堀していただき、お店に何度も足を運んでくださいました。また、情熱をもってご提案頂き、こちらの思いを形にしてくれたことが嬉しく、アンツデザインさんと一緒にお店を創ることに決めました。ピノッキースパティオは現在14店舗展開していますが、話を聞いてくれる姿勢や社員さんのお人柄、一緒に仕事をしたいと思えることがアンツさんの魅力で、過去には山口県でのオープン前、我々の社宅にも泊まりに来ていただき食卓を囲みながらお店について語りあったことが思い出として残っています。ゲームセンターは設備や機械など他社も同じ条件です。当然ですが資本力が有利となります。だからこそ我々は理念を深掘りし、遊び心とスタッフ力でお店の魅力を創造します。お子様からお年寄りまで、多くの方がワクワクしご来店したくなるお店づくり、そして安心で安全なお店づくりを目指して価値を創造して参ります。
ブランドは理念であり
人がつくりあげるもの
現在は14店舗になるピノッキースパティオの初号店に挑む際は、プレゼン当日、苦しみの感情まで追い込み挑んだことを今でも思い出します。当時、ロードサイドの店舗をショッピングセンターへ移行する戦略で、求められたのはリブランド。なぜショッピングセンターなのか?ショッピングセンターには誰がくるのか?ここを理解するまで何度も現地に足を運びました。また、「ブランドは人がつくる」を念頭に、株式会社プロバックス(プローバグループ)さまの理念「CCES「地域社会」「お客様」「従業員」の満足」と、「遊びは生活のビタミン」のコーポレートメッセージを学び、人のつどい、心のふれあい、楽しさの共有をテーマにお店づくりを思案いたしました。
競合を調査する中で、当時のゲームセンターの多くは子供や若者向けであり、派手さや、射幸心をあおる空間ばかりでどれも同じような店舗にみえました。プロバックスさまが追求したことは、お子様はもちろん、お年寄りや女性まで、いつでも気軽に足を運んでいただき楽しんでいただくお店。ゲーム機だけでなく、人を通じた喜びや楽しさ、また地域のコミュニティとしての役割を担う店舗になればと感じ、憩い・優しさ・愛情をベースに、子供のころに自然の中で楽しく遊んだワクワク感をテーマに、理念を体現できる空間「ピノッキースパティオらしさ」を考案しました。
ショッピングセンターでは同じフロア内に数多くの店舗が並んでおり、一見混在して見えます。遠くからでも一瞬で差別化が図れること、ワクワクすること、来店したくなる気持ち、来店後は外からの目を気にせずゆっくり遊べることを考慮し、視線や動線、配色や配置の計画を大切に設計デザインしています。また展開される各店舗によっては、施設環境や地域に特性があるため、店舗ごとの物語を想定し展開提案を行っています。
アンツデザインとしての成功体験
当時の私たちは、空間設計の経験が浅くコンペの参加は大きな挑戦でした。しかし、お客さまも弊社の経験の少なさを承知でお声掛けくださり、我々のデザインや仕事に対する考え方(理念)にご期待くださっている。必ずご期待にお応えし貢献したいという気持ちが強く、全力で挑んだ結果、ピノッキースパティオは私たちにとっても大きな成功体験となりました。この仕事を通じ、「何を創るか?」の前に、「なぜ出店するのか?」「なぜ創るのか?」お客さまの理念や歴史、ビジョンなど深く学び「なぜ」を追求することでお客さまの心理に寄り添ったご提案ができることを学ぶことができました。「なぜ」を追求することで、お客さま心理に寄り添い、お客さまの第2事業部として業績の向上と発展に寄与する。現在のアンツデザインの大切な事業使命感となっております。