ants design アンツデザイン

瀬戸内海を一望できる
マリンカフェMiyajima
Cafe

2022 | Hatsukaichi, Hiroshima | SHOP

お客様の声Client interview

株式会社A&C 代表取締役 宮地 猛

世界遺産・宮島の玄関口にある当ホテルも、コロナ禍による観光客の減少で大きな影響を受けています。
そんな中、事業再構築補助金を活用しホテル1階 喫茶店舗をテイクアウトにも力を入れた『海沿いにあるカフェ』にリニューアル、今後増えると思われる観光のお客様が気軽に利用できる店舗開発を計画しました。
宮島には、年間450万人の観光客が訪れます。一人でも多くのお客様に興味と関心を持っていただくためには、ファサードがとても大切だと考え、弊社他部門の印刷物やHP製作などで20数年の長いお付き合いのあるアンツデザイン様に設計を依頼しました。 デザイン会社が作る店舗デザイン!期待通りの店舗が完成しスタッフ一同喜んでおります。

宮島コーラルホテル 支配人 田村 義和

こちらがこれでお願いとお任せするのではなく、お互いの意見を言い合って一緒に考えて作ったカフェだと感じます。
内装設計だけではなく、売上げも踏まえ、お客さまターゲットや動線などトータルでサポートしていただきました。今回の改装で以前より席数が増えたり、こだわったファサードに呼応するようにカウンター席を選ぶお客さんが増えたりと、期待通りです。このプロジェクトに満足しています。
また、作って終わりではなく、もっと良くなる提案というのも引き続きしてもらっています。建築単体で考えずにお客さま目線や営業目線を含めて頼める会社です。

年間450万人の目を惹くファサードに

宮島コーラルホテルの1F「茶房わたや」は赤煉瓦が特徴的なブルックリンスタイルのとても雰囲気のある素敵な喫茶店でした。
地元ユーザーではなく観光客であれば、なおさら初めて見る店舗。素敵な雰囲気を崩したくない思いもありましたが、リニューアルの背景や目的、オープン後の数字目標などを考慮し、観光客の目線を大切にプランいたしました。

宮島の玄関口であるフェリー乗り場は年間450万人が訪れます。訪れた人々の目を惹き、一人でも多くの方に「寄ってみよう」「入ってみよう」と思わせることが必要であり、ファサードのデザインは最も重要な部分でした。
「海沿いにあるカフェ」マリンカフェというお施主様のこだわりにより、壁面の配色やテラス、植栽など協議しながら決めていきました。

特に、フェリー乗り場からの観光客の目線を重視し、サインについては何度も現場に足を運び、見え方などユーザー目線で設定しており、サインを店舗に沿ってではなく、フェリー乗り場に向かって配置し、角度や大きさを数ミリ単位でこだわりました。

旅を癒す空間として

店内は観光客の方が旅の疲れを癒せる空間をテーマに、海の見える開放的な空間に仕上げました。
またホテルの1Fとして、宿泊客の朝食会場や夜のBARとしても利用したいというご希望を叶えるため、テーブルカウンターの大きさや機能、配置、動線などを設計しています。

ロゴデザインは、宮島の「女神の寝姿」をモチーフに、宮島の魅力がスタッフの皆様と訪れたお客さまの会話のきっかけとなり、素敵な旅の記憶としてタグ付けされる要因となれるようデザインしています。

工事期間中にたくさん食べたMIYAJIMA CAFEの新メニュー「牡蠣バーガー」。とても美味しく、メンバー全員で大はまりでした。たくさんの方に食べていただきたいです。

工事完了引き渡し後に気が付く課題もあり、これからも引き続きお客さまの運営課題を一緒に考えていけたら嬉しいです。

PHOTO / 足袋井 竜也